デスノほかひとこと感想

bibio2006-11-11

スケールが小さくなってしまった感は否めないけれど、映画オリジナルのクライマックスは単純に「よく考えた!」と思いましたね。原作ではライトの同級生である高田清美の絡ませ方も自然でうまい。あと、美脚映画ですねコレは。みんな脚みせずぎ。しかしCGがなあ…あまりに原作そのまんま。どうせお金かけてんだからWETAくらい呼べばいいのに。

  • 16ブロック

ブルース・ウィリス(ダイハード)、デヴィッド・モース(ダブル・ビジョン)、リチャード・ドナー監督(リーサル・ウェポン)の刑事トリオによる男刑事(でか)祭り。ブルース・ウィリスは「wrong time, wrong place」なしょぼくれ老刑事という、過去の作品に目配せしまくった役柄です。もう演技、完璧。同年代の役者さん*1と比べ、いい出演作が続いていますね。「フォーン・ブース」と同じ、派手さはないけど小技が効いていて、最後までダレすに楽しめました。

ラブ・アクチュアリー」のコンセプトをまるっとパクり、メインテーマを「別れ」に差し替えた力技映画。しかもエピソードごとに渾身のクライマックスをぶつけてくるから、最後のほうは頭が飽和状態になって訳わかんなくなりました…つーか、オチで8人中2人も死ぬなんて安直すぎやしないか?レディコミの読み切りじゃないんだから、もう少し気持ちのよい泣かせどころを作ってほしかった。

  • マッチポイント

スカーレット・ヨハンソン、撮影当時19歳にして演じるのがセクシーさで男を惑わすファム・ファタル。成長の仕方が間違ってるとしか思えません。しかも妊娠が発覚してからヨメと別れろと詰め寄るさまが迫力満点で超怖い。絶対実生活で修羅場のひとつやふたつや二十や三十踏んでるとしか思えません。ジョナサン・リース・マイヤーズホアキンとキャラかぶってるとしか思えません。ああ、ええ、映画は面白かったです。




16 BLOCKS

2006年/アメリカ 監督:リチャード・ドナー 出演:ブルース・ウィリスモス・デフデヴィッド・モース、ジェナ・スターン

세드무비 Sad Movie

2005年/韓国 監督:クォン・ジョングァン 出演;チョン・ウソン*2、イム・スジョン、チャ・テヒョンイ・ギウシン・ミナ、ヨム・ジョンア、ソン・テヨン、ヨ・ジング

MATCH POINT

2005年/イギリス・アメリカ・ルクセンブルグ 監督:ウディ・アレン 出演:ジョナサン・リース・マイヤーズスカーレット・ヨハンソン、エミリー・モティマー、マシュー・グート、ユエン・ブレナー

*1:ここで同世代呼ばわりしてるのはハリソン・フォードとかマイケル・ダグラスとかそんな人たちです

*2:全く関係ありませんが彼が「上海グランド」でレスリーをしばいてた人だというのを最近知りました